ニュージーランド、一歩のブログ

趣味、山。職業、料理。上手くなりたいこと、写真。好きな歌手、エレファントカシマシ

■ エレファントカシマシ

【エレカシ感想文】#10 生命賛歌/エレファントカシマシ

この歌は、宮本浩次が埼玉古墳群を訪れたときの驚きを表現した歌と言われている ちまたでは「古墳ロック」と言われているらしい 人々が薄々思ってはいるが、普通なら言うのも憚られるようなことを、音楽の力を借りて激しく表現してくれるのがロックならば、…

【エレカシ感想文】#9 武蔵野/エレファントカシマシ

遠くから近づいてくる規則的な小太鼓の音がだんだんと大きくなってこの曲は始まる 昔、小学校の音楽の時間に聴いた「ボレロ」のよう この小太鼓のリズムが電車のガタンゴトン、ガタンゴトン、…という音に聞こえる 男は電車のドア付近に立ち、揺られながら外…

【エレカシ感想文】#8 さらば青春/エレファントカシマシ

遠い 遠い 遠い 遠い日々を僕ら歩いていたけれど この出だしだ。「遠い」「遠い」「遠い」「遠い」 同じ言葉を4回も続けて始まる歌を他に知らない。 他の歌手の歌なら違和感がありそうな始まり方だが、この歌の始まりは全く違和感がない。低く静かに始って…

【エレカシ感想文】#7 季節はずれの男/エレファントカシマシ

「季節はずれの男」が収録されているアルバム『俺の道』は私にとって最も突き刺さるアルバムである。繰り返し聴きたくなる。 アルバム全体を通して、宮本浩次にとっての「俺の道」とは何かが表現されている。 オノレの道を行け オレはロック屋 オレはロック…

【エレカシ感想文】#6 君の面影だけ エレファントカシマシ

切ない歌だ。切なすぎる。 本当に好きだった彼女を失ってしまった男がひとり町を歩いている。 もう用事などないのに、寂しくて、人恋しくて、男は賑やかな町に出かけてしまう。 必要もないのに着飾って出かけてしまう。よせばいいのに彼女と昔行った場所を訪…

【エレカシ感想文】#5 シグナル/エレファントカシマシ

エレカシの歌の中に、一番好きな歌がいくつかある。「シグナル」は間違いなくこの中に入る1曲である。 昔、離島で家作りをしていたことがある。 その頃、日中、家作りのBGMとして「町を見下ろす丘」「俺の道」「DEAD OR AlIVE」辺りのCDをリピート再生…

【エレカシ感想文】#4 うれしけりゃとんでゆけよ/エレファントカシマシ

帰り着いたら寝転んで 終わりなんだよ さらば今日の日よ 満足してるぜ 冒頭のこのフレーズが気に入っている。 私は20代、大阪、東京でシステムエンジニアをしていた。30代、離島でスイーツを焼いて売り歩いていた。今、40代、ニュージーランドのキッチ…

【エレカシ感想文】#1 私のエレファントカシマシとの出会い

25年くらい前、大学生になったばかりの頃、 学生寮の部屋で、何気につけていたラジオから耳に届いた。 ジャジャッ ジャ 悲しみのー果てーにー ジャジャッ ジャ 何があるーかなーんーてー ジャジャッ ジャ 俺は知ーらなーい ジャーン 見ーたこーともーない…

【エレカシ感想文】#3 赤き空よ!/エレファントカシマシ

赤き空よ!この空の下 俺のすべてがあるさ 第一声、このフレーズに心を掴まれてしまう。「俺のすべてがこの空の下にある」というのは、「この空の下以外には俺の生活はない」ということ。「過去や未来のどこかではなく、『いま』『ここ』にしか俺の生活はな…

【エレカシ感想文】#2 恋人よ/エレファントカシマシ

仕事帰りの電車のドア付近でぼーっと窓の外を眺めていると月がひとつ。 電車通勤しているサラリーマンなら誰しもこんな経験があるのではないだろうか。 私も20代後半、東京で京浜東北線にゆられ窓の外の月を見ていた。 帰りの電車から 見上げる月を見て 私…